【本】 「境界性 パーソナリティ障害」

アスペルガー症候群と並んで
最近、話題になることが多い
「境界性パーソナリティ障害」

「ボーダーライン」と称される病気です。

深く知りたいと思い、
境界性パーソナリティ障害
岡田尊司著  を読みました。

「境界性パーソナリティ障害」について、
聞きかじりの知識で語るのは控えます。

ただ、この本を読み終えて、
境界性パーソナリティ障害は、
誰もが大なり小なり経験してきたことではないか、
という感想を持ちました。

悩み、傷つき、自分では抑えきれないような行動をし、
周囲を巻き込み、迷惑をかける。

やがて嵐は落ち着き、
その経験が人に磨きをかける。

誰でもあることじゃないかしら。
程度の差は大きくあると思いますが。

この本では、
パーソナリティ障害とはどういうものか、
原因は?ベースになっている性格は?
周囲はどう支えたらいいか、が端的にまとめられています。
(新書ですからボリュームは少ない)

特に、回復を支える周囲に対するアドバイスは、
ごく普通の日常生活にも活かせるものです。
いっぱいメモをとりました。

境界性パーソナリティ障害は、
誰でも起こりうるものです。
そして必ず回復します。

最後に、
「おわりに」の著者の言葉を引用しますね。

「境界性パーソナリティ障害は、自己を確立するための生みの苦しみである。
それは、病というよりも、一人の人間が、
これまで背負ってきたものを一旦精算し、
大人として生まれ変わり、再生するための試練でもある。

境界性パーソナリティ障害は、危機の時代を乗り越えさすれば、
必ず回復するものだ。
止まらない嵐はなく、春の来ない冬はない」

     
   
  

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(in 大阪)

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