【本】 「社長、その服装では説得力ゼロです」読み終えました。

読み終えました。

社長、その服装では説得力ゼロです」 中村のん著

タイトルで損をしている本かもしれませんね。
内容はとても良い本だと思います。
ただし、ノウハウ本ではありません。

「社長」のイメージから男性を想定しそうですが、

「社長、その服装では説得力ゼロです」マインドマップ
「社長、その服装では説得力ゼロです」マインドマップ

どちらかというと女性向き、
それからこれから大人になる方にとっても
読む価値はあると思います。

以下
この本からBeltaが得たもの、疑問に感じたことの覚え書きです。

1.等身大の自分を知る

この本の大きなテーマだと思います。

「自分」にはいろいろな側面があります。
体型、性格、内面、雰囲気、背景、望むもの。

それらを一度全部洗い出してみること。

甘くも辛くも点をつけずにそのままに。

体型を知ることは、
お店の方の
「これ、今とっても流行っているスタイルですよ」に
惑わされることがなくなります。

流行りのスタイルは、Beltaの体型に似合うとは限らないのです。

どんなに流行ってもBeltaがカシュクールを着ないのは、
薄い胸元がますます貧相に見えるから。

性格、内面、雰囲気、背景を知ることは、
服をマッチさせる点がわかります。

持ち味と違う雰囲気を作るより、
持っているものを強調させると魅力アップ。

昔読んだ本に、そばかすの女の子が、
そばかすを描き足したとありました。
自分の持ち味だからと。これは至極納得。

Beltaが少年の雰囲気を持っているのなら、
そこを強調。
そのスタイルでいながら、ちらっと垣間見える女性らしさによって
より女っぽさが強調される。

望むものを知ることは、

スタイルの焦点を絞りやすくします。

仕事で、恋愛で、コミュニケーションで、
自分がどうありたいか、によってスタイルが決まります。

Beltaの場合、セミナーは長時間の立ち仕事であり、
座っている人と話すことも多いので、
高いヒールは厳禁です。
座っている人へ話しかけるのは、
できるだけ低い目線でありたいのです。


2.等身大の自分を愛すること

1とつながることですね。
著者は、こう言っています。
「自分を愛せるか、自分の国を愛せるか、
重ねてきた年齢を愛せるか、今ある立場を愛せるか。
こういった意識は自分自身の見え方にも大いに関わってくる」


3.思い込みを外す

往々にして、新しいスタイルにチャレンジできないことが、
あります。

それは自分の「思い込み」がストッパーになっているとき。

曰く、太っているから黒しか似合わない、
周りに合わせないといけない、
自分には高すぎる、などなど。

著者は
「内面の意識を変えない限り、
新しいスタイルにチャレンジすることは難しい」
と言っています。

が、この部分は納得もできますが、疑問もあります。

実は、イメージコンサルティングでのお客さまの反応が、
2種類あるのです。

自分の似合うものをすぐ取り入れられる方と、
結局、前のスタイルに戻る方。

前のスタイルに戻られる方は、
先ほどのような理由を言われる方が多いようです。

対して、すぐに取り入れられる方は、
内面は後から変化してくるように思うのです。

似合うものを知って、身につけることで、
内面が柔軟になっていかれる方。

内面があって、新しいスタイルに挑戦できるのか、
新しいスタイルに挑戦するから、内面が変わるのか。

イメージコンサルタントの仕事は、
その人本来の魅力を引き出すことで、
自分に自信を持ち、内面も充実していく、そのお手伝いです。

だから、「内面の意識が変わらない限り」とは
言い難いと思うのですが、
内面の意識がストッパーとなることも
確かにあるのです。

イメージコンサルタントの腕というのは、
実はそのストッパー外しなのでしょうね。

まだまだ修行が必要そうです。


4.自分のスタイリストを持つ

等身大の自分を観ようにも、
ストッパーやらコンプレックスが邪魔をするならば、
自分のスタイリストにお願いするとよい。

著者は、
「私は、男性も女性も、何歳の人であろうとも、
一般の人がもっと気軽にスタイリストを頼めるような世の中に
なったらいいと思っている。
というより、もっと必要とされるべきだと思っている」

これは大賛成!

もっとイメージコンサルタント達を利用して欲しいものです。


5.基本アイテムはやっぱりこれ

男性も女性も白いシャツと、足にあった靴。そして磨くこと。
女性は黒のワンピース。

ティム・ガンの基本の10アイテムにも入っていますね。

これは早速、整えます。

自分で服を作っていたときは、
いくつも黒のワンピースと白シャツを持っていたのですが、
最近はとんと、でしたから。

最後にステキな言葉がありました。

「組み込まれるのではなく、自分で取り入れること。
諦めるのではなく、受け入れること。
逃げることなく、向き合うこと。
服に依存するのではなく、サポートしてもらうこと。

消費文化に利用されるのではなく、
多くの選択肢から利用すべきものを探すこと。
勝とうとするのではなく、守りに入るのでもなく、
トライしてみること。

考えること。
自分を見つめてみること。
そして、楽しむこと」

ファッションだけではなく、
人生そのものに言えることですよね。


6.参考文献など

チープ・シック ― お金をかけないでシックに着こなす法

1977年の本。
参考になることがたくさんありそうですが、絶版です。
松江市立図書館にも大阪の図書館にもありません。
楽天も、スーパー源氏にもないので、
頼みの綱は復刊ドットコムか。

美しく生きる―中原淳一その美学と仕事 (別冊太陽)

やっぱり中原淳一ですね。

黒のワンピースで気になるお店
楽天のこのお店が以前から気になっています。
良い仕立ての服が欲しくて。
HIROMI TAKEI
ノースリーブ・ワンピース【カラー:黒】

読んだのはこの本

楽天

おまけ。
メンズファッションにお勧めの本はこれ。
[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで

男性はぜひご一読を。
良い本です。

カラーショップ Belta

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