大晦日。
明日は和服で初詣、という方も多いのではないかしら。
和服の場合のお化粧はいつもより「赤」よりで。
「赤」というより「紅」ですね。
特に口紅は。
ベージュやヌーディな色の口紅だとすっごく寂しくなりますものね。
元々、和の化粧の色は3色のみでした。
顔を白く塗り、
眉を黒に(時代によっては歯も黒でした)
目尻や口紅は赤。
芸妓さんや舞妓さんの化粧を思い出してくださいね。
この赤い口紅は、紅花から作られる天然色素。
とても貴重で高価なものなのです。
濃く塗ると、美しい玉虫色に輝くそうで、
江戸時代、玉虫色の唇は裕福な証拠であり、
あこがれの的であり。
今も、1社だけ紅花から紅を作っている会社があります。
紅の歴史を伝えようとミュージアムもあります。
先日面白い企画展をされていたので、行ってきたのですが、
常設展だけでも楽しめます。
常設展は、紅が作られる工程や江戸時代の化粧道具など。
化粧道具のかわいらしいこと。
チャンスがあればぜひ覗いてみてくだささいね!