先日、親族の結婚式に参列しました。
披露宴は、昼間のパーティということでしたので、
Beltaはベージュのスーツをチョイス。
（借りたのは別のスーツですが、このワンピースがお気に入り）
レンタルドレスRANAさんでお借りしたとき、
色のことが話題になりました。
Beltaはマナーの先生に、
昼間の略礼装は、パステル系の色が望ましいと教わったので、
ベージュを選んだわけですが、
今は「黒」が一般的となり、RANAさんでは圧倒的に黒を選ばれる方が
多いのだそう。
これはちょっとおもしろいな、と思います。
「礼儀」ではなく、民族による色に対する感覚が
まぜこぜになった結果、ではないかと。
というのは、
西洋キリスト教社会と、中国由来の東洋社会では、
喪の色、結婚の色が違うのです。
まず喪の色について。
西洋社会では喪の色は黒、東洋社会では喪の色は白です。
映画「風と共に去りぬ」の中で、
オットを亡くしたスカーレット・オハラが、
レッド・バトラーと黒いドレスで踊るシーンがありますよね。
宮崎駿監督の「紅の豚」でも、
ポルコの飛行機を作る女性たちは黒いドレスを着ています。
この人たちは、オットを戦争で失い喪服を着ているわけです。
それから、英王室のヴィクトリア女王。
オットののアルバート公が亡くなった後は、
黒いドレスで過ごします。
ちなみにヴィクトリア女王は、結婚の色にも関わります。
対して、東洋では喪の色は白。
時代劇を思い出してください。
例えば「忠臣蔵」や「新撰組」
切腹シーンで着ているのは、白い着物ですね。
新しいところでは、中村勘三郎さんのお葬式では、
奥さまが白いお着物を召されていますね。
日本は時代によって若干の動きはあるようですが、
基本的に喪の色は「白」です。
それが、明治になり、西洋の習慣を取り入れ、
皇室の喪の色は黒になります。
ということで、今日はここまで。
続きは明日です♪
（in 松江）
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