ご質問にお答えします 色彩検定1級2次 過去問

ご質問をいただきました。

色彩検定1級2次試験の過去問についてです。

1.2007年の過去問題(5)について

A イスの貼り地はパースの明度に近い無彩色
B 床と同じ色相でパースの明度に最も近い低彩度色

答え A Gy-2.0(Gy-3.0~BK)

B p18+ パースの明度がよく分かりません。パースとは問題の絵を指すのでしょうか?
問題の絵を見て同じ色をカラーカードを見ながら貼れば良いのでしょうか?

お答えします。

パースの写真がないので、読んでいる方にはわかりにくいですね。
ごめんなさい。

Aは、無彩色ですので、BK~Gyの中で選ぶことになります。
写真から椅子の貼り地は、明度2前後だろうと検討をつけます。

Bの問題は、床と同じ色相ということで、18(他の問題からそう判断できます)
パースから、明度はかなり高明度と考えられます。
低彩度となると、p+、ltg、g、dkg の4つから選ぶことになりますね。

そこで、高明度の低彩度となると、p+。答はp18+となります。

一般的にも、壁は、p、ltg ですよね。
g、dkg が壁に使われることは、まず無いと思っても良いと思います。、

この問題の場合、色を見て、明度を自分で判断できるということが、
ポイントとなります。

——————————————————
では、次いきましょう。

2.2006年過去問題(2)

A 指定された色(v10)に対して類似色相配色になっていること。
コンプレックス・ハーモニーになっていること。
組み合わされた色の彩度(Saturation)差が4sになっていること。

答え dk8またはd8 コンプレックスハーモニーがよく分かりません。教えて下さい。

お答えします。

まず、色相について考えます。
類似色相ですので、色相番号は12または8となります。

次に彩度です。
vの彩度9sと彩度差が4のトーンを探します。
4sの差となると5sの中彩度領域、lt+、sf、d、dkですね。

この中から、v8とコンプレックスハーモニーになる色を選ぶことになります。

コンプレックスハーモニーは、
色相が8に近い方が明度が低い配色です。
自然界にはない配色で、印象深い配色となります。

この場合、v10の明度が7ですから、
色相8で明度が7以下の色、
または色相12で明度が7以上の色を
選べばOKということになります。

まず、色相番号8の場合です。
明度7以下を探します。

lt+8の明度は、9 ×
sf8の明度は、7.5 ×
d8の明度は、6 OK。
dk8の明度は、4 OK。

次に色相番号12です
明度7以上です。
lt+12の明度は、6.5 ×
sf以下はlt+より明度が低いので、
もう探す必要はないでしょう。

となると答は、d8 とdk8 となります。

————————————————

ご質問をお寄せくださったNさま。
いかがでしょうか?

また、何かありましたら、ご遠慮なく。
ご質問、ありがとうございました。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です