BeltaのColored Pencil Gallery  色鉛筆ギャラリー

色鉛筆専門サイト。色鉛筆画とモレスキンスケッチ。色鉛筆と紙の情報も満載。
Home » Posts tagged 'ペン'

下書きと線画のツール

9月 12th, 2017 Posted in tool Tags: ,

12月2日、3日、大阪で教室をすることになりました。
関西のみなさま、ぜひ一緒に絵を描きましょう♪


下書き、線描きに使っているツール。

とにかくよくご質問をいただくので、まとめて描いてみました。


© Belta(Mayumi Wakabayashi)

下絵、アタリ線で重要なことは、
紙を汚さない、凹ませない、ダメージを与えない

だと思っています。

ツールもそのことを基準に選んでいますよ!

ペンで線を描く絵の時に使っているものは、
いわゆるノンフォトブルーペンシルと呼ばれる水色の色鉛筆です。

消しゴムでよく消え、たとえ消し残しがあっても、
普通の鉛筆のように紙を汚しません。

カランダッシュとステッドラーを使っていますが、
ステッドラーはまず見かけないと思います。

カランダッシュのスケッチャーは2本セットで大きな画材屋さんにあります。

売り場は色鉛筆のコーナーではなく、コミック関係のところ。

大阪では、6月に心斎橋のロフトのカワチ画材で探したら見つかりませんでした。
梅田のトゥールズにもないそうです。

カランダッシュなので、ホルベインが取り扱っています。
中央区のホルベイン画材のショールームにはありました。

東京なら、新宿の世界堂か神保町の文房堂。文房堂は地下の売り場です。

アマゾンでも取り扱いがありますので、
お近くの画材屋さんになければ、アマゾンで。
私もアマゾンで買うことが多いです。

それから、
ペン入れをせず、色鉛筆で塗るものは、
グレーの色鉛筆でアタリをとっています。

使っているのは、ファーバーカステルのポリクロモス コールドグレーのⅡです。
コールドグレーなら、後から乗せた色がくすみにくいのです。
ウォームグレーはどうしても汚れてしまう感じがします。

次に塗る色に大きな影響を与えないのが、コールドグレーⅡです。


複雑なものは別紙に描いてトレーシングペーパーでトレースしています。

手順をご紹介しますね。

① まず、こんなふうにクロッキーブックに鉛筆で、下絵を描きます。
img_1113

② その上にトレーシングペーパーを重ね、
鉛筆でなぞり書きをします。

③ なぞり終えたら、トレーシングペーパーをひっくり返し、
2Hの鉛筆を細くとがらせ、トレースした線を裏からなぞり書きします。

④ 絵を描く紙の上に、トレーシングペーパーをひっくり返して乗せ
(2Hで描いた方が紙と接触します)上から、1円硬貨でこすります。
そうすると、紙にうっすらと線がトレースされているというわけ。

後はこの線を練り消しで消しながら、色を付けます。

この方法は、河合ひとみ先生の本で知りました。

よくある方法としては、トレーシングペーパーの裏を塗りつぶすのですが、
そうすると、紙全体を汚しやすいように思います。

なので、もう1度裏からなぞり書きをする方法を採っています。

トレーシングペーパーは特にこだわっていません。
100円ショップにもあるという噂です。

またオーブンで使うクッキングペーパーの
クックパーでも代用できます。

これで代用可。

鉛筆は2H。
下書きに鉛筆を使うことはありませんが、
トレーシングペーパーにトレースするときは、
鉛筆を使っています。

ブランドにこだわりはなく、
手近にある2Hを使っています。
デザインが好きでルモグラフを使うことが多いです。

次はペン。

一番よく使っているのが、タチカワの新ペン先 スクールG
万年筆タイプで、インクはカートリッジ式。
ブラックとセピアの2色あり、2色とも使っています。

速乾とまでは言えませんが、割と早く乾くと思います。
乾くと耐水性になるので、水彩、水彩色鉛筆の下絵にも使えます。

ペン1本につき、カートリッジが1本付いています。
インクがなくなったら、カートリッジだけ購入できますよ。

ペン先の太さは、ブラックのみ極細があります。

セピアの極細はないのですが、
なんといってもカートリッジ。

ブラックの極細にセピアのカートリッジを入れたら
極細セピアのできあがり♪
使い古したセピアのキャップとボディを付けたら
見た目もセピアの極細ペンに早変わり。

万年筆タイプなので、普段、万年筆を使い慣れてない方は
少し難しく感じるかもしれません。
友人は使えませんでした。

でも、少々力を入れても、
ペン先を潰す心配がない点はありがたいです。

この後で出てくるピグマは、私の筆圧ではペン先を潰します。

売り場は、やはりコミック、漫画用のペンのコーナーです。
スケッチャーよりよく見かけますよ。

最後はピグマ。

もう国民的ミリペンと言ってもよいのかも。
速乾、耐水性、太さも色もバリエーションがあり、
しかもあちこちで手に入りやすい。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サクラクレパス 水性サインペン ピグマ01 黒
価格:143円(税込、送料別) (2017/9/12時点)

他社のミリペンもいくつか試してみましたが、
速乾という点ではピグマ以上のものには出会えなかったです。

使っているのは、0.05、0.1、0.3、0.5です。

0.1は輪郭線、0.05は影など。
0.3と0.5は文字に使うことが多いです。

ただ、ピグマに限らずなのですが、
0.05はかなり細く、私の筆圧ではペンの先のチップを
よく潰してしまいます。

なので、0.05を使うときにはちょっと緊張~。

その点で、上述のスクールGは安心なのです。

さて、長々書いてきました。

実際には、もっとたくさんのペンを持っています。
試しに買ったもの、いただいたものなど、たくさんあります。

その中で、常時使用しているのが、ご紹介したものなのです。

また新しいものを試して、良かったら乗り換えるかもしれません。
なので、2017年秋の時点での愛用品ということになります。

ご参考になれば幸いです。


イラストのご依頼等、
こちらのフォームからお問い合わせくださいませ。
★お問い合わせ★

後ほど担当者からお返事をさせていただきます。


定例教室のご案内です。

Office Beltaの塗り絵教室は、
2時間で、ポストカードサイズの塗り絵を1枚仕上げます。
色鉛筆の基礎が身につきます。

入会金なし、1回完結型で参加できるときにご参加を。
とても参加しやすい教室です。

ご興味のある方は、
info@belta.jpまでメールでお問い合わせください。
参加費は大阪教室以外、3,000円~3500円(下絵、塗り方レシピ代込み)です。

大阪はたまにしか行けないので、
ボリュームのある教室になっています。

【9月の予定】

2日(土)13:00~16:00 大阪 大人のアート塗り絵終了
3日(日)10:00~17:00 大阪 色鉛筆上級コース終了

12日(火)13:00~15:00 東武カルチュアスクール

16日(土)13:00~15:00 武蔵小杉 イラスト教室
     15:00~17:00 武蔵小杉 大人のアート塗り絵

19日(火)14:00~16:00 宍道 大人のアート塗り絵

26日(火)19:00~21:00 揖屋 大人のアート塗り絵