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左脳が邪魔をする

4月 9th, 2012 Posted in lesson & technic, work shop(教室)

昨日のスケッチ教室での発見、シェアします。

モデルは、日本が誇る銘菓チロルチョコ。

右側の黄色で強調した線、
上から下へ垂直に近く降りていますよね。

写真で見ると、そう見えて、みなさんちゃんと描かれます。

それが実物をモデルにすると、
どうなるか。

赤い線が、お客さまが描かれたものです。
青い線は、Beltaが修正。

上の写真と微妙に違うのは、
実際には実物のチロルチョコを見て描いているから。

赤い線、よく見てください。

大きく右へ広がっていますね。
本来のラインとは全然違う角度です。

そして、お客さまは、

「こう見えるんです」と。

もうお一人、
「そうそう、そう見えるの」と
同じ角度で線を描いていました。

ですから、
Beltaが描いた修正の線を、

「信じられない」

とおっしゃいます。

そして、写真を見ると、

「あれ、本当だ。でも、こう見えるんです」

これは左脳(モード)の働き。

チロルチョコは下が広がっているから、
真横から見ると台形に見えますね。

台形は、「垂線は外に広がる」というイメージがありますので、
外へ外へと広げようとするのです。

脳は、「台形だよ、台形だよ。下の方が広いんだ」と
無意識に語りかけるわけです。

脳が修正するので、本当に広がって見えるのです。

しかし、描いた後で何かが違うと気づきます。

「何か違う気がするけれど、どこが違う?」

この場合、誰かに違いを見せてもらうのが一番。

身近にいなければ、写真を撮って、
補助線を引くとよくわかります。

「絵が苦手」
「描いているとつじつまが合わないの」

という方は、
脳が修正して見ている形を描くからなのです。
それは実物とはちょっと違う可能性あり。

でも大丈夫。
練習でちゃんとできるようになります。

やっぱりこの本ですね。

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絵をスライドショーで見ることができます。


ふたをしたまま香りが漂う不思議なストラップです。

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