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ホルベインアーチスト色鉛筆の色番号

9月 9th, 2024 Posted in other

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このブログではホルベインの色鉛筆の色番号について、
時々触れているので、ご存じの方も多いと思いますが、
おさらいということで。

ホルベインのカタログは、数年前リニューアルされました。

画像の左が旧カタログ、右が新カタログ。

新カタログの何がいいかというと、
ホルベインの色番号の意味が描いているいこと。

ホルベインの色鉛筆の番号は系統だててあるので、
意味がわかるととても使いやすいのです。

濁らない組み合わせ、
濁る組み合わせ、
マットになる組み合わせなどわかりますから。

私は、濁らせずに数色を重ねて色に厚みを出し、
わずかに濁らせて深める、
という混色をするので、それぞれの色鉛筆の発色を知っておくのは
重要なのです。

だから、新しい色鉛筆を買ったら色見本を作り、
その色の特徴を見ます。

番号が系統だててあるとそれがとっても楽なのです。
自分で色を判別しなくてもいいんですもんね。
教室でも説明しやすいですし。

例えば、この例を見てくださいね。

142を見てみると、同系色の色が欲しい場合、
最初の数字が同じだと、色相が一緒ということになります。
1は黄色です。

つまり、142、153、184、182は全部黄色の仲間、ということです。

142と153は、真ん中の数字が4と5。

真ん中の数字はトーンです。
純色は4で、5はディープトーン、8はダークトーンです。

ディープトーンは簡単に言うと、
純色に少し黒が入って少し暗くなった色。

ダークトーンは、もう少し黒が多くさらに暗い色。

なので、純色142の影色に153は自然な感じで使えるけれど、
そんなに暗くはできない。となります。

さらに暗くしたければ、
ディープトーンの184、
または182にすればokとなります。

最初の数字、色相が同じですから、
自然になじみます。

ただ、142にいきなり182を重ねると、
色の明るさが離れ過ぎているので、
なじませるには筆圧を加減する必要があります。

それより簡単なのは、
142に153と184を少しずらして重ねれば、
筆圧をあまり気にしなくても、
きれいなグラデーションの影になる、というわけです。

ちなみに、末尾の数字は、たぶん、少しわかりにくいのですが、
色相環上で、隣接している色相のどちらに近いかを
表しています。

真ん中は「5」です。
つまり「5」は一番、その色らしい色、ということになります。

5を中心にして、
4,3,2の順に隣の赤に近くなっていきます。
逆に6,7,8,9は順に隣の緑に近くなる、
という仕組みです。

だから、この末尾の数字が近いと、
同じ色相の中でもさらに近い色相、ということになるわけです。

つまり、
142と153は、暗さが少し違うだけでかなり近い色というわけ。
142と182は、暗さがかなり違うけれど、色相はとても近い色。
142と184は、暗さがかなり違い、色相はわずかに違う色。
182と184は、暗さは近く、色相はわずかに離れている色。

となります。

ものすごく簡単に言うと、
同系色の暗さ違いの色だから、
混色、配色、グラデーションが自然になじむ、
ということです。

この色番号の意味、昔は明らかにされてなかったので、
わたしは自分で解いたのですが、
新しいカタログには書いてるんですよね。

私、ばっちり合っていました。
ホルベインの方に自分で考えた、
と言ったらびっくりされていました。

他のブランドの色鉛筆は特に番号を読み解いてはいませんが、
色同士の関連をこういう仕組みで考えると、
色を選びやすいです。

新しい色を買う時も、
手持ちの色との関係を考えると、
無駄な買い物にならないですよ。

ただ、元々色に対してセンスがある方もいらっしゃって、
そういう方は、こんなことを考えなくても色を合わせられますが、
色が苦手(実は私はそうでした)という方は、試してみるのも良いと思います。

今回は混色だけお話ししましたが、
もちろん配色にも便利です。

カラーカードがあるので、
また色の教室もしたいのですが、
今ちょっと忙しくて。

カラーカードで試すと、とってもわかりやすいんですよね。

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