【画材】ホルベイン メルツ液とメルツペン
画材をご紹介しますね。
ホルベインのメルツ液とメルツペンです。
どちらも同じ液で、
油性色鉛筆を溶かして水彩風の表現をするためのブレンダーです。
多くのメーカーは油性色鉛筆と水彩色鉛筆の2種類を販売しています。
ファーバーカステルなら、ポリクロモスとアルブレヒト=デューラーとか。
でもホルベインは油性のみ。
おそらくは(私の勝手な想像です)
メルツ液があるから、水彩色鉛筆は不要なのでしょう。
色鉛筆を溶かす手法は新しいものではなくて、
テレピン油やペトロールを使って溶かしていました。
私の印象では、アメリカの作家さんに多く見られるようです。
ただ、裏映りしたり、扱いが面倒だったり。
でも、メルツ液なら裏移りせずきれいにぼかすことができます。
ホルベイン色鉛筆だけでなく、
他メーカーの色鉛筆も溶かせるので、
比べてみました。
© Belta(Mayumi Wakabayashi)2023
リラは赤を持っていないため、ピンクで代用です。
ルミナンス6901、ヴァンゴッホ は比較的溶けにくいようです。
次にカリスマもやや溶けにくい感じ。
後は良く溶けました。
色によって違いがあると思いますので、あくまでも参考ですが。
メルツ液は筆で使い、
メルツペンは中の液がなくなったら、
メルツ液に浸しておけば、また使えます。
2022年にリニューアルされ、メルツペンは、
ブラシとマルペン、両方が使えるようになりました。
合わせてメルツ液もデザインがリニューアルされました。
私が持っているのは、リニューアル前のものなので、
若干デザインが違います。
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