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「好き」を仕事にする

7月 29th, 2021 Posted in other

「好きなことを仕事にするって、どんな気分ですか?」

というご質問をいただいたことがあります。

なかなか面白いご質問ですね。

好き、まあ「趣味」と置き換えてもいいかな。

私も最初は趣味で絵を描いていました。
自分の絵が仕事になるとは思っていなかったから。

カラーやパソコンの仕事と平行してぼちぼちと塗り絵教室を始め、
気づけばこちらの方が本業に(笑)

本業にして感じたのは、

なんて楽しい!

だって、これまで仕事を放って絵を描いたら、
ちょっぴり罪悪感があったんですもん。

絵を描いている時間があったら、
エクセルの教材を1つ作る方が良くない?

なんて思わなくてOK!

絵を描く=仕事だもん。

大手を振って絵が描ける(笑)

ただ、いつでも好きな絵が描けるわけではなく。
時として描きたいものを傍らに置き、仕事絵を描くこともあります。
(今がそれ)

それでも「描く」という行為自体が好きなので、
描く機会をもらえるだけでうれしい。

では、好きを仕事にすると良いことずくめかというと、
残念なこともあります。

それは、
「趣味」を一つ失ったこと。

ですよね「仕事」になっちゃったんだもん。

常に評価されるものになっちゃったわけですよね。

バレエの先生が、

「生徒さんはちょっとできるようになると、
 他の生徒さんから絶賛されるけど、
 私はその生徒さんより当然ずっと上手いけど、
 誰も褒めてはくれない(笑)」とおっしゃっていたけど、

まさにそれ。

ただ、私に関しては、仕事絵だけでなく、
モレスキンやトラベラーズノートといった趣味絵も描いていますけどね。

最近、時折水彩を描いているのも、
趣味を1つなくしたから、新しい趣味を1つ増やした、という位置づけです。

とはいうものの、水彩でもたまに仕事をいただくことがあるので、
さて、それはどうしたものかと。

とはいうものの、好きを仕事にするのは楽しい。

趣味を失ったら、また増やせばいい。
たぶん、それは得意技。

楽し過ぎて、働き過ぎるくらい。

おそらくそれが一番の問題ではないかしら。

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