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【色】ホルベイン 042カーマイン(carmine)

東京でカンタンイラスト教室をします。
4月14日(土)恵比寿すぐ描ける カンタンイラスト教室
6月2日(土)池袋 かわいい花イラストを描く教室


色鉛筆の色シリーズ。
今日はホルベインのカーマイン(carmine)です。

これまでご紹介してきた色は、
バイオレット
マゼンタ

ホルベインのカーマインはいわゆる「赤」
「真っ赤」と言っていい色です。

赤にもいろいろありますが、
スカーレットのような「黄み」を感じさせる色ではなく、
青寄りです。

絵の具と違って、色鉛筆は顔料成分が公開されていませんが、
黒系の顔料は含まれていないのか、濁りが感じられません。

いわゆるビビッドトーン。原色ですね。

茶系と混色してみました。

同じ色でマゼンタとの比較。

マゼンタとは、明度、彩度とも近く、色相環で言えば隣の色。
小面積ではよく似た色に見えます。

マゼンタより青成分が少ないので、
マゼンタよりあっさりとした色を作りますね。

オススメなのは、同じホルベインのビリジアンとの組み合わせ。
どちらも透明感のある色で、鮮やかな対比効果を生みます。

ところで、色の名前ってなじみのないものも多く、
覚えにくいですよね。

「カーマイン」の由来はクリムゾンと関係があります。

クリムゾンの由来は、カイガラムシの雌からとれるコチニールという色素から。

そのまた語源は、ラテン語やアラビア語になるのですが、
「カーマイン」という言葉はラテン語のクリムゾンの短縮形から生まれたようです。

色鉛筆で使われる顔料は化学合成されたコチニール系の色ですが、
元々は虫由来の名前だったんですね。

ちなみに、今、「カイガラムシ?」と思われた方、
そうなんです。カイガラムシという虫から作られる赤系の色があるのです。

今はメキシコや南米で養殖されていて(ウチワサボテンにびっしりとつきます)
虫が苦手な方は、検索しないように(笑)

この虫を乾燥させて作るコチニールという色素は、
きれいな紅色なんですよね。

一度ホルベインさんで、コチニールとコチニールを水に溶かした色を
見せていただいたことがありますが、鮮やかで透明感のある美しい赤でした。

コチニールは食品添加物や化粧品にも使われています。
成分表、見てみてくださいね!

赤についてはこの本がオススメ。

パラパラめくるだけで楽しい。
色材の勉強になります。

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